はじめに

2018年1月の年明けすぐにBrompron S6L Black Editionを栃木県小山市のオレンヂジュースさんにて購入してから約半年で1884kmを走行しました。そろそろレビューしてもよい頃合いかなと思い、折り畳み自転車選びの一つの参考にしていただきたく、この記事を書きました。

購入までの道のり

2017年12月当時、宇都宮市の自宅から壬生町の職場まで自動車で通勤していましたが、通勤手当は慣例通りガソリン代相当分のみでした。これは実質的に距離が長ければ長いほど消耗品や資産価値において損する形態であることは自明であるし、そもそも自動車には大なり小なり故障がつきものではあるけどそれに対するケアはもちろん自分の責務であるため、金銭的にも時間的にもできれば自動車通勤をやめたいと思っていました。しかし、自宅と職場の位置からして公共交通機関のみでの通勤は困難で、かといって片道22kmあったので自転車のみでの通勤も一般的には困難です。そこで、折り畳み自転車で自宅から南宇都宮駅まで行き、壬生駅まで輪行し、折り畳み自転車で職場に行けばいいのではと考えました。

私は走行性能を重視したかったため、初めはbirdyを検討していました。そして、birdyの取扱店であるオレンヂジュースさんに行きました。しかし、birdyはBromptonほどはお行儀よく折り畳まれない点など、輪行を多用する用途ならBromptonのほうが向いているということを実演と共に説明を受け、試乗もさせていただきました。もちろん、birdyのフレームデザインの良さや前後サスペンションは唯一無二であるという説明も受けましたが、「Bromptonを買って後悔したというお客様は一人もいない」という言葉を信じつつ、熟考の末、Brompton購入に至りました。

Web等で調べる限りだと折り畳みサイズは両者ともそう変わりなく思えますが、実際に輪行をしていくうちにBromptonの有り難みを大きく感じたため、この選択は正解だったと思います。Bromptonを勧めてくださったオレンヂジュースさんに本当に感謝しています。

Bromptonについて

Bromptonとは、一言で表すならばよくできた英国製の折り畳み自転車です。スペック等については日本語公式サイトや輸入代理店であるミズタニ自転車さんの公式サイトを見ればよく分かると思います。なのでこの記事では、誤解を恐れずに独断と偏見によりBromptonの特徴を書いていきます。

私のBrompton

私のBromptonは、S6LBlack Edition黒色です。つまり、Sハンドル、外装2速×内装3速の6速で、Lはリアキャリア無し泥除け付きです。Black Editionとは、本来はフレームカラーに関わらずシルバーであるシートポストなどの部位が黒になるものです。私のBromptonはフレームも黒色です。尚、ハンドルは社外品のブルホーンハンドルに換装してあります。

堅牢性

Bromptonのフレームの丈夫さはさることながら、変速機などの部品も考え抜かれた構造であり、トラブルを引き起こしにくくメンテナンス性も良い方だと思います。また、Bromptonの部品は数十年前の車体にも適合するらしく、部品供給についてはシマノ製等よりも安心できるため、これも車体の寿命に寄与していると思います。

走行性能

Bromptonはホイールベースが長いおかげか、40km/h以上の速度を出しても至って普通に走れます。走りの感じとしては程よくきっちりとしており、シティサイクルよりもスポーツサイクルに近いと思います。心地の良い速度は個人的には23〜28km/hあたりです。ギア比のおかげで、「車輪が小さいからたくさん漕がなくちゃいけないんでしょ」といったことは全くなく、むしろ個人的には標準の50Tチェーンリングよりも44Tチェーンリングのほうが良いのではと思う次第です。

街中の散策や移動から距離のあるサイクリングまでこなせる走行性能を持っており、多目的に使える自転車であると思います。

尚、乗り始めはハンドルがふらつくように感じるかもしれませんが、それは普通の自転車とハンドルの切れ方が違っていて、小径車に乗ったことのない人にとって不慣れであるだけであり不安定なわけではないので、慣れの問題だと思います。

Bromptonの強み

1. 機能的な折り畳み

Bromptonの折り畳み状態はコンパクトにお行儀よく収まっています。

折り畳み状態では駆動系が前後ホイールの間に挟まるようになるため、部品の破損リスクは低くなり、油で周りを汚すこともほとんどありません。そのおかげで、公共交通機関でも自家用車でも思い通りに持ち運ぶことができ、この点においても多目的に使える自転車だと思います。このような折り畳み自転車は調べる限り他にはなかなか無いと思います。

2. アクセサリーが豊富

Bromptonは有名かつ息の長い折り畳み自転車なので、専用の便利なアクセサリーが豊富です。

輪行袋はミズタニ自転車さんのキャンペーンで頂いたかるが〜るを使っています。

ヘッドライトはCATEYE VOLT300 for Bromptonを、

また、パンクなどの有事のために、付属のポンプと、純正のBrompton Toolkitを付けています。

 

尚、付属のポンプは振動で外れてリアホイールのスポークを巻き込んで事故を引き起こすことがあると説明を受けたため、結束バンドを併用しています。

ちなみに、Brompton Toolkitは英国の自転車用品通販サイト(Evans Cyclesなど)から個人輸入すると幾らか安いのでオススメです。

これらの専用品は快適なBromptonライフを送るにあたってとても有用だと思います。

3. キャリアシステム

Bromptonは、専用のバッグをワンタッチでフロントに取り付けられます。私は主にBrompton S Bagを使用しています。

 

このキャリアブロックはフレームに付いているため、荷物の重量がハンドル操作に影響しにくくなっています。

リュックを背負って自転車に乗ると窮屈かつ蒸れやすく不快になりがちなので、こういったキャリアシステムは有用だと思います。

Bromptonの弱み

Bromptonの良いところは他にいくらでも書いてあるところがあると思うので、ここはしっかりと弱みも書きたいと思います。

1. 価格

個人的に割に合った価格であるとは思っていますが、一般的に少し足踏みしてしまう価格であることは否めないと思います。また、高価な自転車なので強い鍵でフレームを地球ロックするか常に持ち歩くかといった防犯上の配慮は必要です。私は駐輪する際にはABUS Bordo Granit X-Plus 6500を使っています。

Bromptonは折り畳みサイズが小さくあまり邪魔にならないため、飲食店などへの持ち込みを拒否されることはほとんどないと思うので、防犯上はできれば常にBromptonと一緒に居るのがベストだと思います。

もちろん自宅では折り畳んで玄関あたりに置きましょう。

2. 重量

クロスバイクより重いです。走りが重いわけではないのですが、輪行時にはその重さを感じることがあると思います。駅構内をマイペースに歩いていく分には問題ない程度ですが、いわゆる”黒磯ダッシュ”などにおいて少々不利になるかと思います。しかし、無駄に重いわけではなく堅牢性を重視した上での重さでありトレードオフなので、ここは筋力を鍛えましょう。とはいえ、折り畳みサイズと堅牢性のおかげで輪行時に気を使う度合いはかなり低くて済むので、重量があっても輪行自体はロードバイクやクロスバイクや他の折り畳み自転車よりも楽だと思います。どうしても重さに耐えられない場合はころが〜るなどの使用を検討すると良いと思います。

まとめ

Bromptonの利点や欠点を書いていきましたが、Bromptonは最もバランスの取れている折り畳み自転車であると言えます。Bromptonよりも走行性能の高い折り畳み自転車や軽量な折り畳み自転車はありますが、それらはBromptonのような堅牢性や機能性、充実したアクセサリーを持っていないでしょう。そういった部分がオレンヂジュースさんで聞いた「Bromptonを買って後悔したというお客様は一人もいない」という言葉の裏付けになっているのだと思います。

ちなみに、Bromptonを乗り始めてから7kg痩せました。まだ焼け石に水といった感じではありますが、これからも継続してBromptonに乗り、健康を目指していこうと思います。

もしBromptonに興味を持ったなら、まず近隣の取扱店にて試乗をし、ハンドルタイプや変速数、リアキャリアの有無やフレームの色などを検討すると良いと思います。個人的なオススメはS6LとP6Lです。