[実践]日本版iPhone XR(A2106)の改造によるデュアルSIM化
ガジェット
Lastmod: 2019-11-07

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はじめに

先日、各所により日本版iPhone XR(A2106)のハードウェア的改造により 物理デュアルSIM化できることが話題になりました。

発端は“ガレージ99札幌店”というYouTubeチャンネルに公開されている動画 だと思われます。
一連の動向についてはガジェットショットの記事 に正しくよく纏まっていると思いますので、 気になる方は参考にするといいと思います。

今回私は自分のiPhone XR(SoftBank版,SIMロック解除済)に 実際にこの改造を施し見事成功を遂げたので、その一部始終をレポートします。
もしこの記事を参考にして改造する場合、入念に調査し自己責任で行ってください。

デュアルSIMスロットはトレイとセットでAliExpressで約1000円で買えます。似ていて紛らわしい品物も存在するので、よく確認して購入することをお勧めします。

使用器具

tools

tripoint_screwdriver

  • iPhoneディスプレイ開帳道具
    • 吸盤やピック等。もっと良い物もあると思いますがこれでも十分です。
  • ピンセット
  • トライポイントドライバー
    • 写真2枚目の真ん中の0.6のものを使用しました。
  • プラス,マイナスの汎用精密ドライバー
  • ペンタローブ(星型)ドライバー

施工

ディスプレイ御開帳

opened

経過写真を撮り忘れたのでいきなり開帳後の写真になってしまいましたが、 まずSIMトレイを抜き、Lightning端子の横にあるペンタローブネジ2本を外し、 必要に応じて内部の防水テープをふやかすためにドライヤー等で本体外周を適度に温め、 吸盤とピックを使って本体下側の端の方から剥がしていきます。 手慣れた人でなければ例の動画ほどすんなりいかないとは思いますが、 しつこく丁寧に吸盤で攻めていけばピックが入るほどの隙間ができて御開帳できると思います。
御開帳できたら、ディスプレイはペットボトルか何かに立てかけておくといいと思います。

SIMスロットの交換

default

上の写真は開帳直後の状態です。
まず、SIMスロットのコネクターを外すためにカバーのような部品を外します。この部品はトライポイントネジ3本で止まっています。

connector_cover

removed_connector

外した部品と外した状態の写真です。
次に、SIMスロットを止めているプラスネジ2本と特殊ネジ1本(マイナスドライバーで慎重に)を外しコネクターを外すと、SIMスロットが外れます。片方のプラスネジには謎の部品が共締めされているので、気を付けてください。

unknown_part

謎の部品の写真です。

removed_simslot

SIMスロットを外した状態の写真です。

simslot_face

simslot_back

左が購入したデュアルSIMスロット、右が純正のシングルSIMスロットです。

inserting_sim

あとは逆順で組み上げていけば完成ですが、ディスプレイをくっつけきる前に電源を入れて動作確認をしましょう。

succeed

ピクトが2つ立ち、動作が確認できました。ディスプレイをしっかりくっつけ、ペンタローブネジを忘れずに締めましょう。

以上でiPhone XRのデュアルSIM化が完了しました。

おわりに

iPhone XRは構造上、XS等と比べて非常に容易にデュアルSIM化ができるため、手軽かつ便利になる改造だと思います。香港版を買えば純正でデュアルSIMではありますが、香港版だと日本で使用するバンドの中でもLTE B11,21,28,42に対応していないので、今回の改造品はこれらのバンドに対応していながらデュアルSIMなので唯一無二のiPhoneと言えると思います。いつか日本向けのiPhoneにもデュアルSIM版が出ることを祈ります。

蛇足ですが、UQmobileは1枚目側に挿した方がいいと思います。2枚目側に挿すとテザリングが出来なかったりそもそも通信できなかったりとおかしな挙動をしていました。現在は1枚目にUQmobile、2枚目にY!mobileを挿し、UQmobileのプロファイルをインストールして運用しているところ、安定して動作しています。